生協連がお送りするフォトブログです。随時更新中!
子どものころから葱坊主と言う呼び方は知っていたが、古い橋の欄干にところどころ付いている擬宝珠(ぎぼうし)に似ていることからネギの擬宝とも言われるらしい。
ネギはユリ科ネギ属の多年草で、現在では一年中生産栽培されていて、冬の常備野菜としても鍋の一番の脇役でもある。食べ方にも違いがあり、根元に土寄せをして白色部分を長くした根深(ねぶか)を食する地域や、緑色の部分を中心に食する地域などがあると聞く。
また、松本には「松本一本ネギ」という、根元は大きく曲がっているけれど独特の風味と甘さを持つ江戸時代からの品種があり、JA松本市女性部や松本大学などを中心に伝統野菜としての復権の取り組みが行われている。
ネギにも花言葉があると聞いて驚いた。「愛嬌者(あいきょうもの)」とのこと。さもという感じである。(土屋)
杉菜(スギナ)は姿が杉の葉に似ていることから、ツクシは形が筆に似ていることから土筆と書くようになったとのこと。
土筆が生えた後に、緑鮮やかなスギナがブワーッと密生すると壮観だが、採っても採っても生えてくる雑草でやっかいな代物だとも聞いた。地下茎を切ると、そこからまた生え出すのだそうだ。
春の味覚の山菜として、土筆を卵とじなどで食べた経験を持つ人も多いと思う。懐かしい味を思い出す。(土屋)