生協連がお送りするフォトブログです。随時更新中!
道祖神が作られた初期は、ご神体として文字だけを彫った石碑が多かったとのこと。
長野県では、中信地域が全国的にも最も道祖神が多く、安曇野市周辺の双体(夫婦)道祖神は特に有名で、江戸中期から明治、大正期にかけて多くが作られたらしい。また、別所温泉からさらに奥に入った上田市野倉の夫婦道祖神もかなりのものだという。
この写真は、野倉へ向かう入口の北向観音のそばに立てられた小さな道祖神で、男神と女神の二人がワンちゃん(?)を抱いていて微笑ましい。
誰がどんな思いで作ったものだろう、なかなか興味深いものがある。(土屋)
薄緑色の新芽とともに黄色い小さな穂状の小花が春風に揺れる。柳には数多くの種類があるらしいが、思い浮かぶのは「猫柳」や「枝垂れ柳」だ。細くしなやかなで風情があるといった感じが柳のイメージだが、時代劇で幽霊が出没するのは決まってお堀端の柳の下というのもおもしろい。
枝垂れ柳は、「糸柳(イトヤナギ)」の別名を持つ中国原産の落葉樹とのこと。西条八十作詞で中野市出身の中山晋平が作曲した「東京行進曲」の冒頭には、「昔恋しい銀座の柳」と歌われていて、映画主題歌の第1号としてヒットしたのが昭和4年のことだとか。(土屋)
かわいらしい名前だが、道端や畑などの雑草として群生し、農家に嫌われているという。
調べてみると、ヨーロッパが原産の2年草植物で、明治時代に渡来した新しい帰化植物とのこと。オドリコソウは葉の形が笠をかぶった踊り子の姿に似ているところから名づけられたというように、ヒメオドリコソウも明るい赤紫の小さな花の立ち姿がなんとなく女性っぽい。花が環状に並んで咲く様子が、踊り子が踊っているように見えることからとの説もある。
もうじき農家の方がエンジン草刈り機で、土手や畦・畑を刈り払う季節がやってくる。(土屋)
球根植物で寒さに強く丈夫な育てやすい花。この時期、散歩する道沿いのお宅によく咲いている。1茎にいっぱいの花をつけ、芳香を持つ日本水仙は「房咲水仙」だが、「ラッパ水仙」や「八重咲水仙」など種類はものすごく多いという。日本では日本海沿岸部などでは群生して観光地になっているところもあるとか。
名の由来のように、寒い時期に水面を覗き込むように水辺を好んで咲く姿から、ギリシャ神話のナルキッソスの話があるのはご存知の通り。花言葉は、神話からか「うぬぼれ」「自己愛」があるが、その他種類によっていくつもあるとのこと。(土屋)