県連介護福祉部会では、12月15日~16日に福岡県高齢者福祉生協と山口県の夢のみずうみ村を視察しました。視察には、長野医療・東信医療・上伊那医療・長野県高齢者の4生協と県連事務局から7名が参加しました。
15日(火)は、福岡県行橋市にある高齢者福祉生協・けいちく事業所宅老所第2ほのぼのを事業所長の松本憲一さん(同生協常務理事)の案内で見学しました。
この施設は、今年の4月1日の開設にもかかわらず、月600人の利用者があり、11名の連続宿泊者を確保して、半年で652万円の剰余を生んでいます。「在宅介護をガンバル家族を支援する」として、困難事例でも「決して断らず」、施設での看取りを大事にして支持を広げていると語る松本さんのお話に時間が経つのを忘れました。また、そこで働いている30人余りの人たちをとても大切にしていることにも感銘を受けました。
16日(水)は、山口県山口市にある「夢のみずうみ村 山口ディサービスセンター」を見学しました。夢のみずうみ村はリハビリテーションを重視したディサービスを行い、全国的にも注目されている施設です。そのコンセプトは、紹介パンフの「ご自分でやりたいことをお選びいただき、お好きなことだけやって頂いて元気になっていただきます。」という言葉に示されています。
施設の案内をしていただいたTさんは利用者ですが、「案内役」というプログラムを選択され、2時間に渡って広い施設内を私たちを案内しながら、「Yume(ユーメ)」という施設内通貨を始め、たくさんのここならではの仕掛けやご自分のリハビリ体験について語っていただきました。
外見は倉庫や郊外の保養所のようですが、「生きがい養生所」、「人生の現役養成道場」という言葉に納得する様々な工夫がされて大変刺激を受けました。